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はじめに

 東日本大震災後、コンクリート構築物の在り方が一変してきましたさらに、熊本の直下型地震、つい最近では大阪を震源とする直下型地震で、もろくも崩れ去った建物や橋、防波堤や擁壁、安全と思われていた学校通学路の擁壁など、この目にしっかりと焼きつけられました。

 自然災害列島の日本。従来の補修方法ではその部分に石油系の有機溶剤で、一時的な補修を行っておりました。コンクリート劣化防止や保護材に代表される、ケイ酸塩系表面含浸剤は産声を上げてから40年ほどたち認知され始めました。ケイ酸ナトリウムを主成分とする含浸剤を、コンクリートに混入または含浸した結果、圧縮強度に影響を及ぼすことなく、ひび割れ内の閉塞効果も確認することが出来ました。また、ひび割れ内部を通過する流水量が減少し、被り不足によるひび割れの自己修復効果を有する可能性があることもわかりました。

 コンクリートにひび割れが発生した場合でも、セメント中の水酸化カルシウムが、自由水や侵入した水分を媒体とし、二酸化炭素と反応することにより炭酸カルシウムとなり、ひび割れを充填する効果があるとされました。

 また、ひび割れ内部では侵入した水分でコンクリート自体が膨潤することによりひび割れ幅が小さくなり、微小な割れ欠けとともに目詰まり効果によって、ひび割れの自己修復が進むことがわかってきました。

 このたび、新たに流水時における、急激ゲル化止水剤を開発いたしました。

最近の実績では流水箇所での止水に、2液をスパイラルに混和させ瞬時にゲル化させることで、注入処理を容易にさせます。このゲル状はガラス結晶体となり、水(海水)に溶け出さず固定化されます

 環境改善剤は温暖化抑止面から太陽熱のコントロールや、太陽光の反射制御することで室内温度の上昇を抑え、電力消費の削減が出来れば、原発から再生エネルギーへ移行できるものと確信しています。

人類が最も便利だと思いながら、最も恐れているものが、火災の被害ではないでしょうか?

 弊社は、難燃剤も独自に開発いたしております。この難燃剤を使用することで、多くの火災の拡散防止や、被害の最小化が図れます。

『火災事故防止は、まず家庭から』。誰でも簡単に塗布できます。効果も抜群です。

お問い合わせをお待ちしております。


2.ハイドロスカイとは?

ハイドロ・スカイの防水・止水用製品『ハイドロ・スカイ』は、コンクリートの劣化を防止し、石材のはっ水、防水による浸透性吸水防止剤です。

苔やカビ類の発生する要因は、空気・栄養・水。

ハイドロ・スカイは、有害性物質がない水性無機溶剤で『水を止める』仕組みで、元の建材の風合いを変えずに、防水効果と合わせて苔やカビ類を抑制することができます。カビの胞子は風(空気)に乗って運ばれた部分(水)に付着し胞子が育ち(栄養)ます。

防水・はっ水することで表面の乾燥が進み、栄養分が取り除かれ防カビ効果があるわけです。

ハイドロ・スカイのハイドロ・スカイ製品は、防水・止水・はっ水や下地強化など、各種目的に合わせて選択できるラインナップになっています。


3.ハイドロ・スカイの特徴

躯体に浸透して表面からの水の浸入を防ぎながら、内部の湿気は放出。躯体に呼吸性を持たせることで様々な弊害を防ぎます。


4.浸透性吸水防止材の仕組み

浸透性吸水防止剤は、躯体に塗布含浸させ、躯体の表面層に給水防止性を与えながら毛細管はそのまま残し、湿気の放出を阻害しない材料です。

シリコーンを躯体表面に塗布すると、シリコーン分子が表面や細孔で化学反応を起こし、毛細管の内壁に並びます。その際、有機基(はっ水基)が内壁表面を覆うようになり、水の浸入を防ぎます。(シリコーンの網の目を水は通れないが水蒸気{湿気}は通過できる。)

同時に表面にはっ水現象がみられるわけです。シリコーン化合物は塗布含浸させたあと、躯体内で反応し、安定したシリコーン樹脂を形成、給水防止性能を長期にわたり、発揮していきます。


5.環境への配慮

一般的に水系浸透性吸水防止剤は施工に時間がかかり、養生時間も長く、湿気の影響を受けやすいなど、施工時期や地域の制限を生じていました、溶剤系浸透性吸水防止材は、危険性さえ除けば幅広い躯体に対応でき凍結することもなく乾燥も早いのです。

しかし、今後ますます世界的な規模で規制が強化される環境汚染問題に対応していくためには、水系製品に変える実用が出てきました。溶剤系では難しい土木、特に地下やトンネル内など密閉された空間での作業が可能です。


6.商品全体概要図

7.主な製品概要


8.常に研究開発


9.漏水イメージと補修方法

止水剤 SKY-CSP

コンクリートのひび割れや漏水補修に最適な止水用セメント
「SKY-CSP」が出来ました。
この微粉末シリカ配合高炉スラグセメントは、硅砂を原料としたパウダーで、
その大部分は硅素(SiO2)で構成されています。
硅素はあらゆる物質の中で酸や化学薬品に蝕され難い物質であり、
耐アルカリ、耐熱、耐火、耐候、耐水、耐磨耗性等に非常に優れており、
物理的強度を高める事が出来ます。
副資材等を活用することで、地盤改良時の安定材としての効果も期待できます。
また吸油量が少なく白色度が高いため、注入工事のみでなく、
表面の仕上がりが良いことも特長です。
ハイドロ・スカイ各製品との組み合わせることによって、
仕上がりの表現力が広がります。


10.ハイドロフィット工法の実績


11.ハイドロフィット工法のご提案


12.文化財保護


13.脅威の超撥水・撥油 HYDROSKY Coat 『SKY-Fiver ・SKY Modern』


14.SKY PROTECTOR

14-1 背景

14-2 塗布状況

14-3 使用例


15.屋根・外壁の遮熱・防水塗料


16.難燃剤

ハイドロ・スカイQuon(クオン)は難燃性を兼ね備えた防水剤です。

「災いは忘れた頃にやってくる・・・・」かけがえのないものを失う悲しさは計り知れないものがあります。天災や不注意による失火・放火などによる火災の悲劇を予防・防御できたらものすごいことだと思いませんか?

クオンの特徴は水性無機質。基材深く浸透して徐々に水溶性をなくすことで、表層部からの水の浸入を防ぐとともに内部の湿気を放出します。これにより防水し始めた疎水性は難燃性を持ちます。

火災が発生した際に、避難や救助をする時間を稼ぐことができ、他への類焼を最小限に食い止められる可能性が考えられます。

有機溶剤や有害性物質を一切含まず無臭で、万が一の火災時にも有毒ガスを出しません。

 

クオンはなぜ燃えないの?

防水剤から生まれたクオンは、オルガノシロサキンと言われるシリコーン系の樹脂と無機質触媒からできています。このシリコーン樹脂は構造の一部にケイ素のアルコキシドが組み込まれています。アルコキシドが空気中の水分によって加水分解されシロキサン結合(-Si-O-Si-)を生成します。

シロキサン結合はそもそも酸化物であり、これ以上酸化されず不燃なのです。石や砂が燃えないのと同じことですね。

 

燃焼テスト

      クオンを処理した木片                    1600℃で着火開始                               11分経過:中心部は高温               徐々に火を遠ざけるが

                                                                                                                    燃え出さない。                  


17施工方法など